zcryy’s blog

ひぐらし業卒考察をしています。

現時点でのひぐらし卒の疑念(卒15話終了時点)

 ひぐらし卒15話が終わった。これでひぐらし業卒が終わったようだ。
 だがしかし、私にはどうしても拭いきれない疑念がある。私の見立てでは、3期目は確実に来ると思っていたのだ。ネタバレになる可能性を避けるため言っていなかったが、本編の内容とメタ的視点どちらから見ても、3期目があると私には見て取れていた。
 今回、その疑念について詳しく話していく。


〈3クール構成の今作について〉
 まず、現時点での感想でも話していこう。
 今作は物語としては、悪くはない出来なのではないかと思う。梨花と沙都子2人の葛藤や、各人物の魅力が見て取れる点では優秀ではないだろうか。現に、鉄平への人気は爆上がりし、梨花と沙都子の二次創作も増えた。その点に感謝しているファンもそれなりに多いのではなかろうか。
 特に卒15話は、旧作からあの大団円に移ると思うと、なんとも安らかで素晴らしいと思った。youの替え歌にそらのむこうのフレーズ入れてくる編曲はなかなかに良かった。かつての悪役が各々魅力ある人間になっているところが平和で良かった。(但し、謎は残った)

 今作の考察の難易度は、(3クールで終わる場合、)かなり易しくなっているのではなかろうか。原作ひぐらしうみねこでのファンの感想を見て、より万人受けするように難易度を下げたのだろうか。但し、前記事のように矛盾が多く発生してしまっているように思われる。

 さとりか論争について、卒15話後の竜騎士先生のインタビュー(公式サイト参照)を参考にすると、2つの要素がこの論争に絡んでいると思われる。

梨花と沙都子の互いに対する執着、傲慢」
「ルチーア生活に沙都子にとっての楽しみが一切ない」

梨花と沙都子は互いに執着していた。だから卒14話でお互いに相手のせいにしてしまっていた。ただ、沙都子が苦しんでいたのは「勉強が出来ないから」「梨花と離れたから」というのは少し違い、「ルチーアに馴染めない、友人出来ない、趣味のトラップも作れない、本やテレビが楽しめない、もちろんPCやスマホ等はない、あるのは嫌いな勉強だけ」みたいな生活だから、限界が来てしまった。勉強ばかりやってたから「勉強が原因」だと沙都子は思っていただろうが、久しぶりの部活やループ中での楽しそうな沙都子の様子を見るに、「楽しみが無かった」のが1番の原因だと思われる。そのように私は思う。Twitterにも似たような事を書いてるので、固定ツイートのリンクからどうぞ。
 




 では本題の話に移ろう。まずは今まで言ってきたことについて。

〈疑念(本編中の疑問点)〉
・沙都子黒幕説に誘導していた
 原作等とアニメで設定が違うとき、原作等の設定を優先して、その結果沙都子が怪しくなるという点が多々あった。例えば、鬼騙し編の泣く沙都子や、綿騙し編の迷子の沙都子、昭和58年時点で折れてないオヤシロ像などがこれにあたる。
 他にも沙都子が疑わしく思える点は多々あり、沙都子黒幕説に誘導しているように思われた。

・出題編で明かされた黒幕
 沙都子黒幕発覚は業17話ラストである。早いのだ。出題編の時点で黒幕を知らせてしまう。これにより、今作の考察の難易度はかなり易しくなった。いや、考察ものの作品としては怪しむ点なんですがねこれは。

・矛盾の多い解答編
 卒1~13話(他の話もだが)まで、H173をはじめ、多くの矛盾点や疑問点が多く残った。沙都子黒幕説の否定への布石かと思われたが。
 業卒全体を通しての多くの疑問点を前記事にある程度まとめている。合わせて参照願う。

 以上、現時点で多くの矛盾点や疑問点が残っている。次に言っていなかった点について。



〈疑念(メタ視点)〉
・業放送前時点で、1部放送局のミスで、卒があることが発覚した

・1部放送局番組表で、業25~30話の存在が示唆された。変更後の放送内容が別アニメの再放送だったり未定だったりと、急な変更を余儀なくされたように見える。

・展覧会での卒1話の台本が業25話と書かれていることが確認された(Twitterでの文章のみでの情報)

Twitterにて、ひぐらし卒の作画スタッフが「作画させて頂きました」という報告と共にひぐらし業25話(卒1話)の台本の写真を載せていて、「制作当時は業だった」という説明をしている。

 以上を踏まえると、放送した卒は元々業だったのではとなるのだ。卒1~15話までで区切れる部分は13、14話ぐらいしかない。卒1話が業25話なら、卒15話も業39話と見るのが自然なのだ。
 しかし、卒というタイトルは業放送時から存在していた。つまり、3期目の卒16話が卒1話なのではないかと思えてくるのだ。

 反論として、仮に「元々どこかから卒にする予定で、制作時は便宜上全て業にしていた」と想定しよう。業39話の中で区切りが入れられるのは郷壊し編の前後ぐらいである。鬼騙し編放送時には円盤情報が出ていて「業は24話ある」と発覚していたため、業放送前までには業25話から卒にするという決定がなされた事になる。
 アニメ「SHIROBAKO」公式サイトのアニメ制作スケジュール例を参考にすると、放送26週前には台本が完成すると見ていいだろうか。そうなると、業放送前に業25話の台本が完成している可能性は十分あるだろう。放送前までに業25話を卒1話に書き換えるという可能性が考えられる。
 しかし、そうなると「1部放送局の業25~30話の示唆」がおかしくなるのだ。連絡ミスにしても3ヶ月ある。放送時期変更も前もって出来るはずだ。すなわち、業25話を卒1話にしたのは、今年3月頃だと思われる。
 よって、元々業39話、卒?話で計画していて、今年3月頃に業25話以降を卒にしたと考えられ、同時に3期目があるとも考えられるのだ。






 いかがだろうか(伝わっただろうか)。卒15話が終わった今でも3期目があるような気がしてならない。3期目を発表するなら、10月未明にある「竜騎士×粗品対談」だろうか。大人しく待機しておこう。



ひぐらしのなく頃に
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