zcryy’s blog

ひぐらし業卒考察をしています。

沙都子=ラムダ説への異議

 こんにちは、zcryyです。今回は業卒に関する魔女についての考察です。巷では「沙都子=ラムダ説」が圧倒していますが、本当にそうでしょうか。「沙都子=ラムダ説」の検証をこれから話していきます。
 以降、ひぐらしに加え、うみねこのネタバレを含みます。


〈沙都子とラムダ〉
 「沙都子=ラムダ説」を支持する点について1つ1つ検証していきます。

・ケーキ発言
 部活で圭一が沙都子に出したケーキのなぞなぞを、うみねこep8でラムダが出題し、ベルンが「あんたが引っ掛かった問題じゃない」とツッコミを入れている、というもの。

 ベルンの言う「ラムダが引っ掛かった問題」が、ひぐらし旧作での事とは確定していません。ひぐらし梨花として圭一のなぞなぞを聞いていたベルンが、上位世界でラムダに出題してラムダが見事に引っ掛かった、という可能性が考えられます。


・ラムダに服にカボチャ付いてる
 嫌いなものを服に取り入れてるのか?それは訳分からん。


・沙:1億分の1を表す数
 沙(しゃ)には、1億分の1という意味があります。

分(ぶ) 0.1
厘(りん)0.01
毛(もう)0.001
糸(し) 0.0001
忽(こつ)0.00001
微(び) 0.000001
繊(せん)0.0000001
沙(しゃ)0.00000001

 一方、うみねこep8終盤で、フェザに歯向かうラムダがこんなことを考えています。
「フェザの記憶装置をバグらせればいい。1億分の1の確率でも勝算はある。

 少し関連性はありますが、偶然の可能性もあるため、根拠としては薄いかな。


・業沙都子"絶対"発言
 偶然の可能性があるため根拠としては微妙。


・綿騙し編沙都子のドッジボールの名称
 ドッジボールの名前の中に、ラムダ作の作品のタイトルがあるというもの、だっけ?
 偶然の可能性があるため以下略。被っているのが長い名前の1部だけなのが微妙。


・業21話
 エウアの「フィーア、LD3105号」という点ですね。LDは「ラムダデルタ」「Learning Disability(学習障害)」と、3105は「沙都子」と関連づけられそう、というもの。
 このあたりは、セリフの前後関係を合わせて吟味したいですね。一旦保留します。


・卒15話ラスト
 うみねこラストのベルンラムダのセリフのオマージュですね。

 うみねこラストの方は、ラムダに「(なにかのなく頃に、に対して)あら、いいじゃない」というセリフがあります。これにより、「業卒→うみねこ」ではなく「うみねこ→業卒」ではないか、という見方があるようです。
 また、ベルンは賽殺し編にて梨花と別れています(「そう、もう私は"ただの古手梨花"なのね」)。業18話にて、「千年人間不信だった誰かさんが、素直になっただけよ」という梨花のセリフがありますが、「人間不信の羽入の話」は、賽殺し編にて初めて羽入に聞かされる話なので、業卒が賽殺し編の後の話であることはほぼ確定です。よって、卒15話でまたベルンが梨花のもとに戻ってきたのか、という疑問点が生じます。


・ラムダのベルンへの執着が業卒沙都子っぽい
 ラムダの執着は、業卒沙都子には足りないのでは?業卒沙都子はまだ「梨花が一緒にいてくれれば許す。一緒に平和にすごそう」程度なので、ラムダの「あの子を閉じ込めて酷い目に遭うのを見るのが大好き」レベルには達してないんじゃないかなと。それこそ、鷹野の「絶対梨花を倒すマン」レベルの方が近いまである。


・ラムダの発言
 ep3でラムダは「サンタからプレゼントもらったことはない」っていうセリフがあるらしく(アニメにないシーンらしい。私は出題編はアニメ勢だから分からん)、美代子ちゃんはサンタからプレゼントもらってそうだから、沙都子の話ではないか、について。
 このあたりは、美代子ちゃんと沙都子ちゃんが実際どうだったのか分からないためなんとも。否定も出来ないし、肯定も出来ない。 

 ep5でラムダは「銀河鉄道999」について言及しており、「銀河鉄道999」が1979年あたりの作品だから、幼少期の美代子ちゃんには見られないよね、ということかな?
 姿は美代子ちゃんでも、鷹野さんの記憶を持っててもいいでしょう、魔女ですし。

 ep8後半にて、「あんたらとは違って、私には学校があるの」というラムダのセリフがあります。田無美代子ちゃんは孤児院通いだから、分校通いの沙都子の要素じゃないか、というもの。
 美代子ちゃんは、孤児院通いの前後でちゃんと小学校に通っています。以上。

 小冊子『ラムダデルタ卿による回想記』というものがあるらしく、そこではラムダが「私は神になる」とか言う少女に力を与えた、ということが書かれているそうな。それで、ラムダと鷹野を別人として描いていないかという疑惑があるそうな。
 だがしかし、祭囃し編で美代子ちゃんは「私は"神すら超えてやる"」と言っている。大人になってから「私は神になるのよ」とか言っているが、子供の頃は神以上の存在になろうとしているのだ。
 しかも、その少女は新たな魔女を生み出したとかなんとか。少女と鷹野さんは別人ではなかろうか?


・魔女には時間の概念ないんじゃね?
 うみねこep8で散々現実世界とリンクした魔女バトル展開してたじゃないか。魔女も"過去の出来事"を普通に語り出したりするから、これは時間の概念がないとおかしくなる。ましてや「君にとっての明日は俺にとっての昨日」みたいな事を示している現象とかあるか?どこにもない。



〈ここまでの結論〉
 ここまでを踏まえると、「ラムダは鷹野から派生した魔女であり、業卒で沙都子を駒とした」という感じかな、と私は思います。「ラムダ=沙都子」ではない、という事ですね。
 さて、ここで幾つか疑問が出てきます。

・具体的な鷹野とラムダと沙都子の関係はどうなってるの?

・そもそも魔女って何?

・他の魔女はどうなってるの?

といった点ですが、考察が長引きそうなのでここで区切りたいと思います。
 フェザリーヌあたりについては、過去に考察しているので、「ツイッター(@rjIwvZCRYYikkY2)〉固定ツイート〉ひぐらし考察〉過去の考察〉メモ1」を参照下さい。(次の魔女考察に再掲する予定です)

 では、このへんで。





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北条沙都子